スタッフブログ

2014年3月14日 金曜日

PTSD(特に子供の場合)

交通事故を含め予期せぬ災害や事件・事故に遭遇した場合に、私たちは強い心理的な衝撃を受け日常の心のバランスを失います。物理的な事故に遭って、強く腕や腰を打つと打撲したり骨折したりするのと同様に、精神も打撃を受けたり、機能しなくなったりするのです。これを心的外傷 (トラウマ) 体験とよび、精神の働きに打撃を受けた結果、生じてくるさまざまな反応がPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)心的外傷の後遺症です。

「自我」の発達が十分に行われている大人の場合、心的外傷を受けた場合も「何が起こったのか」を現実検討ができる精神的な機能が発達していますので、現実の体験を比較的「ありのまま」に客観視したり、現場で心理的な防衛を機能させることによって対処しやすいのですが、「自我」の未発達な子どもの場合、事件・事故現場での心理的な防衛が充分でなく衝撃が精神を直撃するため、その影響が深刻になります。また、幼児から小学校低学年の場合は、できごとの認知方法が主観的であり、特に「感情」や「象徴」を用いて把握する発達段階であるため、怖かった体験が「悪夢」や様々な身体的な「象徴」として現れたりするのです。これは、大人が「誰かに体験を語る」ことで、「何が生じたのか」を理解しようとするのと同様で、子どもが何とかして「自分に生じたこと」を理解しようと表現しているのです。このように、大人と子どもでは、同じ体験をしてもPTSDの現れ方は異なりますし、特に子どもの場合は、できごとを認知する能力の発達段階によっても反応の現れ方が異なります。

事件・事故の性質や現場にどの程度近い状態で遭遇していたかによっても、反応の現れ方は異なりますので、全ての子どもに全ての反応が現れるわけではありません。また、子どもは、身体的な外傷を受けた場合の回復力が大人に比べて優れているのと同様に心的外傷に対する回復力も十分にあります。日常からストレスに強い子どもの場合は、反応も軽く回復も早いのですが、ストレスに弱い場合は、症状は重くなり回復にも時間がかかります。したがって、援助者はそれぞれの反応に対する応急処置に当たり、苦しさを軽減することにまず焦点を当ててください。苦痛が軽減してきた段階では、日常的な活動や遊びを行う等して健康な部分を発達させる援助をし、心的な外傷に対する自己治癒力を増進させることが大切です。

危機状況において、最大の援助者は家族です。まず、ご家族が子どもの心的外傷に対しての応急処置ができることによって、PTSDの悪化を予防することができます。そのためには、まず、ご家族が自分の不安に対応することから始めてください。身近な家族や教師が不安を抱えたまま子どもに対応していれば、子どもたちは大人の不安を取りこんでしまうので余計に反応が悪化します。また、子ども以上に母親が不安になってしまった場合は、子どもが親を安心させるために自分の不安や恐怖を抑圧してしまう場合もあります。無理せず、自分のペースでできることから対応していきましょう。


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投稿者 しかくぼ整骨院