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2014年4月18日 金曜日

交通事故被害者によくみられる精神的反応(慢性期編)

1)世界、自分、他人についての見方(認知)の変化
 バルマンという方の言葉で「われわれは物事が悪くなるのではという考えに縛られずに生きていけるように、数多くの世界観を共有している」があります。例えば、「世界は(自分にとって)優しい(ひどいことはめったに起こらない)」、「世界には意味がある(大体のことは予測ができ、無差別に起こるものではない)」、「人は公正な寛大さを持っている(人は公正であり、ひどいことはしない)」などの世界観を持っているので、安心して毎日を生きていけるわけですが、交通事故のようなトラウマにあうとこれが一変してしまいます。
 もはや世界は安全な場所ではなく、いつ危険がふりかかるか分からない、車やドライバーは信用してはいけない、わたしたちは脆弱で危険を負っていると感じるようになる。被害者は安心して外出したり、車に乗ったり、自信を持ったり、人を信用することが困難になりえてしまいます。
 そのことによって、今までのような自由で、自信に満ちた社会生活がおくれなくなり、仕事や対人関係に多大な支障を生ずることになります。

2) 身体的後遺症や身体的障害に対する不安
 身体的障害を負った人では、その回復が大きな問題となります。回復しないのではないかとか、後遺症が残ることなどに強い不安を感じています。また、回復が思うようにいかなかったりすることで苛立ちや怒りが生じ、医療関係者の対応や治療についての不満という形で表れることが結構あります。
 さらに、はっきりとした診断はつかないものの頭痛やめまい、疲労感、胃腸障害、身体の痛みなどのさまざまな身体愁訴に悩まされることもあるので、このような状態があると自分の状態を理解してくれたり、治療を行ってくれる医療機関を探し回る、いわゆる"ドクター・ショッピング"を行うことがあります。
 自分の苦痛を訴えても周囲から理解されず、気のせいだとか、その人の人格に問題があるような扱われ方をされてしまうこともあり、不信感をつのらせることになります。あくまでも客観的診断のみで判断するのではなく、本人には苦痛であるという理解が必要です。また、後遺症が残っているといつまでも事故を思い出すきっかけとなり、精神的な回復に影響を与えることになります。
なるべく慢性化させない様にする治療が必要となりますので、医療関係の方やご友人等に相談するようにし、すべてを一人で悩みこまない様にしましょう。


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投稿者 しかくぼ整骨院