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2014年6月13日 金曜日

子どもの飛び出し事故の原因

今回は子どもの飛び出し事故の原因について3つ挙げたいと思います。

(1)危険予測能力の欠如
ふつう人が何かの出現に注意する時には、注意に先だって、それは何であり、いつ、どこから出現するかを予期して臨んでいます。交通場面でもこれは成りたち、危険予測とか危険予知と呼ばれています。ドライバーは自動車学校で運転中の危険予測について学び、実際に運転していく中で更に学習を積んでいきますが、一方、歩行者、とりわけ子どもの歩行者の場合は、系統立てて歩行中の危険予測を学ぶ機会が少ないですし、また知的発達や運動発達の観点から10 歳未満の子どもにとって道路横断の危険予測は難しいことです。
子どもの飛び出し事故の最大の原因は、道路横断に関する危険予測能力が、子どもには欠如している点にあります。
横断時の危険予測の主題は、①横断する前に立ち止まる、②車が来ないか左右を確認する、③車が来なくなったことを確認して、歩いて横断するであり、これをイギリスの子どもの道路横断指針では、「止まって、見て、耳で聞いて、考えなさい(Stop, Look, Listen and Think)」と言っています。しかし、道路を安全に横断するためになぜこのような行動を取らなければならないかを子ども(特に、幼児)が理解するのは難しいことなのです。道路横断は危険なことである、左右から来る車と衝突する恐れがあるくらいは理解できるかもしれませんが、①や②の左右の確認より、「横断するには歩くより走る方が安全だ」、「左右から来る車が見えなければ安全だ」と子どもは考えがちです。

(2)危険予測を妨げる要因
車が左右から来るかもしれないといった危険予測を妨げるものとして、子どもに特有ないくつかの要因があります。その1つは衝動性あるいは動作優位です。子どもはふだんから活動性が高く、走りやすいが、特に何か目標を見つけたり、危険を感じたりするとそれに向かってあるいはそれから避けようとして走りやすい傾向があります。2つめの要因は、発達心理学者のピアジェがいう中心化や自己中心性です。中心化というのは、知覚的にめだつ特定の次元にだけ注意を払う傾向で、車道に沿って歩いている時に興味ある対象を道路の向こう側に見つけると、そこに注意を奪われ、それに走って向かいやすいということがその一例です。
また、子どもは仲間と一緒にいることが多いが、それが車に対する注意を妨げやすいのです。自己中心性は、自分の視点からだけ外界を見る認知の仕方であって、やってくる車が見えなければ安全と思うというような事を指します。

(3)その他の事故原因
子どもは身体的にも未成熟であって、横断事故では特に身長の低さが問題となります。見通しの良い真っ直ぐな道路であれば問題ないが、駐車車両や看板などがあって見通しが悪いところでは、背の低い子どもは左右から来る車を発見しにくいのです。見通しの悪さは子どもの歩行者だけでなく、ドライバーにとっても子どもの歩行者の発見を遅らせる要因となります。子どもの歩行は10 歳未満では大人並みに発達していない点を先ほど述べました。それが左右や遠方の視認に悪影響を及ぼし、車発見の妨げになる可能性も考えられています。
最後に、飛び出し事故の原因として、保護者の監督不十分が挙げられます。そもそも道路横断が安全にできない子ども(特に幼児)を、保護者が一人歩きさせたり、幼児から目をはなしたりするのが事故の原因となるのです。お友達や近所の方と話している時こそ注意が必要です。


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投稿者 しかくぼ整骨院