スタッフブログ

2014年9月 5日 金曜日

自動車運転死傷行為処罰法とは

自動車で人身事故を起こした時に、適用される罪として「自動車運転過失致死傷罪」と「危険運転過失致死傷罪」がありますが、2014年5月20日から新たな法律が施行されました。
これまで刑法に規定されていた危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪が刑法から削除され、新法の「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」が、平成25年11月27日に公布され、平成26年5月20日に施行される予定です。
今までは、刑法の中で、危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪が規定されていましたが、人を死傷させる事故に関する新しい法律ができたことになります。
正しくは、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」という名前ですが、「自動車運転死傷行為処罰法」と呼ばれています。
なぜ、自動車運転死傷行為処罰法ができたのか。危険運転致死傷罪は、自動車の運転中の危険行為に焦点を当てた罰則で、運転者の適性や義務、資質、責任に関しては触れられていませんでした。
法律的な危険運転と、一般的に私達が考える危険運転には大きな隔たりがあり、危険運転致死傷罪が十分に機能していないと言われていました。
そんな中、2012年8月に、全国交通事故遺族の会から法律の見直しを求める要望書が、法務大臣に送られました。
遺族の会が、修正を求めた危険運転行為というは、以下の様なことを指します。
• 無免許運転
• 病気不申告者の運転(てんかん等)
• 自賠責保険未加入者
• 暴走行為、ひき逃げ
• 飲酒運転、違法薬物の使用
• 異常なスピード違反
• 重過労状態での運転
危険運転罪が適用される条件の中に、酩酊運転や制御困難運転、未熟運転などが含まれますが、もっと広い範囲で考えて欲しいというものです。
合法ドラッグを使用している人の無謀な運転が引き起こす事故が問題になることも多いですが、てんかんなどの病気が原因で起こる事故や、自賠責保険未加入者など、事故に対する意識が低い人も危険運転行為に含めています。
そして、国の法律改正に影響を与えた事故として平成23年に起きた鹿沼市クレーン車暴走事故では、てんかんの持病がある男性が、薬を飲まずに運転し、運転中にてんかんの発作が起き集団登校中の生徒の列に突っ込む事故が起こりました。児童6名が死亡しています。
てんかんが引き起こした事故で言えば、平成24年に起きた京都祇園軽ワゴン車暴走事故では、てんかん持ちの30歳の男性が運転する車が、発作により暴走し、運転者を含む8名が死亡、11人が重軽傷を負う事故を起こしています。
平成24年に起きた、亀岡市登校中児童ら交通事故死事件では、徹夜で遊んでいた18歳の男性が運転する車が投稿中の児童と引率する保護者の列に突っ込みました。3名が死亡しています。
鹿沼市のてんかんの事故では、遺族は「持病を申告せずに免許を取得し、治療薬を飲んでいなかったので、無謀運転に該当する」と主張し、17万人の署名を集めましたが、結局自動車運転過失致死傷罪で実刑7年になりました。
京都祇園のてんかんの事故では、被疑者が死亡した為不起訴で終わっています。
亀岡市の事故では、危険運転致死傷罪は該当しないということで、自動車運転過失致死傷罪で起訴され、懲役5年以上9年以下の不定期刑になっています。
このように、持病や重過労による重大な事故が立て続けに起こりましたが、従来の危険運転致死傷罪では、危険運転に該当せずに、自動車運転過失致死傷罪が適用され、納得出来ない遺族が声を上げました。


世田谷区の深沢、駒沢、等々力、尾山台、中町の整骨院、接骨院

ならむち打ち治療アキュースコープハイチャージ治療が、
得意なしかくぼ整骨院、交通事故治療院 

このエントリをBuzzurlにブックマーク

投稿者 しかくぼ整骨院