スタッフブログ

2014年6月27日 金曜日

夏は飲酒運転に注意(ケース・スタディ)

以前書いた夏は飲酒運転に注意のケース・スタディ編です。
「まぁ大丈夫」と軽い気持ちで飲酒運転したせいで事故を起こすケースは後を絶たちません。
それでは少し複雑なケースについて考えてみましょう。次のような場合、自賠責保険や任意保険による支払いを受けることができるのでしょうか?

ある日、友人とお酒を飲みに行ったAさん。お酒に弱いAさんは、愛車を近くの駐車場にとめておいて電車で帰る予定でした。ところが、思いのほか盛り上がってしまったAさんは、終電を逃してしまいます。

一緒に飲んでいたBさんは、お酒にはめっぽう強く、顔色ひとつ変えていません。「代わりに運転して行こうか?」Bさんに言われたAさんは、「大した距離でもないし、Bさんも大丈夫そうだな......」と、Bさんに運転をお願いして、愛車で帰ることにしました。

ところが運悪く、Bさんは帰り道で飛び出してきた猫を避けて、道路わきの電柱に激突してしまったのです。

幸い2人とも命に別状はありませんでしたが、救急車で病院に運ばれて、そのまま揃って入院することになりました。また、Aさんの愛車は大破して「全損」となってしまいました(まだローンが残っているのに......)。
自賠責保険からの支払いは?
このケースでは、2人とも自賠責保険による保険金の支払いを受けることができません。Bさんは飲酒運転の張本人ですし、Aさんは自分に対する賠償義務が発生しませんので、自分名義の自賠責保険を使うことができないからです。
任意保険からの支払いは?
任意保険から保険金が支払われるかどうかは、Aさん、Bさんで異なります。

■Aさんの場合
対人賠償から保険金は受け取れません。ただ、搭乗者となるため搭乗者傷害保険は支払いの対象となりそうです。人身傷害補償はケガの原因が「故意または重過 失」の場合には保険金の支払いを受けることができないため、飲酒運転を認めているこのケースではちょっと難しいかもしれません。自損事故保険に関しては、保険会社で判断が分かれるところだと思われます。

愛車の損害については、車両保険からの支払いを受けることができません。愛車を失ったAさんは残ったローンを自腹で支払い続けなければならないことになります。ちなみに他人の持ち物である電柱の修理代は対物賠償保険で補償されます。

■Bさんの場合
飲酒運転の張本人であるため、対人賠償はもちろん、搭乗者傷害保険、自損事故保険、人身傷害補償などから補償を受けることはできません(免責事由に従います)。

なお以上の判断は、個別のケースと保険会社によって異なってきますので、実際にこのような状況に陥ってしまったら、加入している保険会社に相談してください。

くれぐれも「飲んだら乗るな!」を忘れないでくださいね。


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2014年6月26日 木曜日

保険会社と示談交渉する時の3つの心構え

① 保険会社を恐れない
保険会社の担当者が出てくるということは、当然ながら加害者が任意保険に加入しているということになります。加入していなければ自賠責の支払いだけで、それ以上のときは、加害者との直接交渉になるため、加害者に支払う能力がない場合、支払ってもらえない可能性も出てきます。そう考えると、任意保険に入っていれば、正しいプロセスを踏み、正当な賠償金を請求すれば満額とはいかなくとも、それに近い賠償金を支払ってもらえる可能性が高く、保険会社は恐れる存在ではないのです。

② 冷静は最大の武器である
何事も「冷静は最大の武器」となりますが、特に示談交渉についてはそう思います。そもそも、交通事故被害者が怒っているとき、だいたいにおいて不安からくるものが多く、示談交渉のプロである保険会社の担当者に自分がいいようにされてしまわないか常に恐れています。しかし、それは、「知らない」から不安なだけなのです。「わからない」から怖いのです。示談交渉がどのようなものなのか、相手がどのように攻めてくるのかを知れば、「きっと次は◯◯と言ってくる」などと、わりと冷静でいることができ、保険会社の担当者に罵詈雑言を浴びせることもないでしょう。相手はプロです。これまでに様々な交通事故被害者を相手にしてきていますので、こちらが怒鳴ったところで、怯むことはありませんので怒り損となり、事故のストレ スは増大するだけなのです。冷静でいることで、相手の狙いや、想定している妥協点を予測できます。また、仮に相手がいわゆる「反則行為」をしてきたとしても、きちんと反論できるのです。1日でも早い円満解決を目指して、常に冷静でいられるよう心がけましょう。

③ 保険会社の言いなりにならない
これは、妥当な賠償額を勝ちとるためには当然のことです。特に1回目に保険会社の提示してくる金額というのは、だいたいにおいて「妥当な賠償額」よりもかなり低いと言わざるを得ません。また、相手を見て賠償額を増減するケースも散見されます。
だからといって、ゴネれば良いというものではありませんので、勘違いされないようにして下さい。示談交渉はお互いがゴネ合うことではありません。ゴネて賠償金額がアップするのであれば、そんなに簡単なことはありませんし、そんなことをしていては保険会社の経営は成り立ちません。
ここで2つほど、交渉の鉄則をお教えしましょう。
その2つとは...
「交渉は多くを語った方が不利になる」
「切り札の存在は最後まで明かさない」  です。
特に、2つ目の「切り札の存在は最後まで明かさない」ですが、これはたとえば「モラルなき担当者」がいわゆる「反則技」を使ってきたときに最大の効果を発揮します。そして、「切り札」のもっとも上手な使い方は、「切り札を持っている」ということを最後の最後まで内緒にしておくことなのです。



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2014年6月24日 火曜日

夏は飲酒運転に注意

何度か飲酒運転について書いていますが、夏は暑さゆえ冷たいものを体がほしがります。今年の夏は冷夏とは言われていますがやはり暑いですね。しかも、忘年会やBBQなどイベントも多くお酒を飲む機会が増えてきます。そこでまた飲酒運転のおさらいです。

2007年6月の道路交通法の改正に続き、2009年6月にも一部改正がされ、飲酒運転への罰則が強化されました。それ以来、飲酒運転による事故は大きく減少しています(日本損害保険協会調べ、一部抜粋)。

■飲酒運転事故件数の推移
• 2000年 2万6280件
• 2005年 1万3878件
• 2007年   7561件
• 2009年   5725件
• 2010年   5556件
• 2011年   5030件
• 2012年   4603件
• 2013年   4335件
社会の目の厳しさも増し、飲酒運転が減少し、事故も減りつつあります。とはいえ、今もなお飲酒運転を原因とする事故は後を絶ちません。

飲んだら乗らないのはあたりまえですが、運悪く飲酒運転の車による事故で被害者となった場合、加害者の保険による補償を受けることができるのでしょうか? 今回は、飲酒運転の場合に自動車保険(任意保険)が使えるかどうかについてご案内します。
飲酒運転は「免責事由」の代表例
忘年会シーズンですが、くれぐれも飲酒運転はしないように!
自動車保険(任意保険)には「免責事由」というものがあり、これに該当する場合には、基本的に保険が使えないことになっています。そして、飲酒運転や無免許運転は、この免責事由の代表例ともいうべきものです。

つまり飲酒運転をすれば、運転者が事故によってケガをしたり、命を落としたりしても、搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険による支払いを受けることができません。そして当然のことながら、車両保険についても補償の対象外ですので、愛車の修理代は「自腹」ということになります。
対人・対物については補償が受けられる
ところが、このような場合に事故の被害者が補償を受けられないとなると、保険が持つ被害者救済の理念から離れてしまいます。そこで、飲酒による事故であっ ても、任意保険の対人・対物賠償責任保険については、被害者に対する保険金が支払われるのです。 被害者救済を意義とする自賠責保険も同様に、被害者に対して支払われます。


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2014年6月13日 金曜日

子どもの飛び出し事故の原因

今回は子どもの飛び出し事故の原因について3つ挙げたいと思います。

(1)危険予測能力の欠如
ふつう人が何かの出現に注意する時には、注意に先だって、それは何であり、いつ、どこから出現するかを予期して臨んでいます。交通場面でもこれは成りたち、危険予測とか危険予知と呼ばれています。ドライバーは自動車学校で運転中の危険予測について学び、実際に運転していく中で更に学習を積んでいきますが、一方、歩行者、とりわけ子どもの歩行者の場合は、系統立てて歩行中の危険予測を学ぶ機会が少ないですし、また知的発達や運動発達の観点から10 歳未満の子どもにとって道路横断の危険予測は難しいことです。
子どもの飛び出し事故の最大の原因は、道路横断に関する危険予測能力が、子どもには欠如している点にあります。
横断時の危険予測の主題は、①横断する前に立ち止まる、②車が来ないか左右を確認する、③車が来なくなったことを確認して、歩いて横断するであり、これをイギリスの子どもの道路横断指針では、「止まって、見て、耳で聞いて、考えなさい(Stop, Look, Listen and Think)」と言っています。しかし、道路を安全に横断するためになぜこのような行動を取らなければならないかを子ども(特に、幼児)が理解するのは難しいことなのです。道路横断は危険なことである、左右から来る車と衝突する恐れがあるくらいは理解できるかもしれませんが、①や②の左右の確認より、「横断するには歩くより走る方が安全だ」、「左右から来る車が見えなければ安全だ」と子どもは考えがちです。

(2)危険予測を妨げる要因
車が左右から来るかもしれないといった危険予測を妨げるものとして、子どもに特有ないくつかの要因があります。その1つは衝動性あるいは動作優位です。子どもはふだんから活動性が高く、走りやすいが、特に何か目標を見つけたり、危険を感じたりするとそれに向かってあるいはそれから避けようとして走りやすい傾向があります。2つめの要因は、発達心理学者のピアジェがいう中心化や自己中心性です。中心化というのは、知覚的にめだつ特定の次元にだけ注意を払う傾向で、車道に沿って歩いている時に興味ある対象を道路の向こう側に見つけると、そこに注意を奪われ、それに走って向かいやすいということがその一例です。
また、子どもは仲間と一緒にいることが多いが、それが車に対する注意を妨げやすいのです。自己中心性は、自分の視点からだけ外界を見る認知の仕方であって、やってくる車が見えなければ安全と思うというような事を指します。

(3)その他の事故原因
子どもは身体的にも未成熟であって、横断事故では特に身長の低さが問題となります。見通しの良い真っ直ぐな道路であれば問題ないが、駐車車両や看板などがあって見通しが悪いところでは、背の低い子どもは左右から来る車を発見しにくいのです。見通しの悪さは子どもの歩行者だけでなく、ドライバーにとっても子どもの歩行者の発見を遅らせる要因となります。子どもの歩行は10 歳未満では大人並みに発達していない点を先ほど述べました。それが左右や遠方の視認に悪影響を及ぼし、車発見の妨げになる可能性も考えられています。
最後に、飛び出し事故の原因として、保護者の監督不十分が挙げられます。そもそも道路横断が安全にできない子ども(特に幼児)を、保護者が一人歩きさせたり、幼児から目をはなしたりするのが事故の原因となるのです。お友達や近所の方と話している時こそ注意が必要です。


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2014年6月12日 木曜日

慰謝料

慰謝料とは、交通事故により被害者が受けた精神的な苦痛に対して支払われる損害賠償金を指します。
原則1日4,200円が支払われます。
尚、慰謝料の対象日数は、「治療期間」と「実治療日数」によって決まります。治療開始日から治療終了日までの日数「治療期間」と、実際に通った日数「実治療日数」×2を比べ少ない方に4,200円をかけて慰謝料を算出します。
(上記、「実際に治療に通院した日数」×2とありますが、「実際に治療に通院した日数」の2倍の慰謝料が補償されるのは、整形外科に通院した場合と接骨院 に通院した場合のみとなります。
鍼灸院や整骨院では、「実際に治療に通院した日数」×1のみしか算定されません。)
例えば、Aさんが8月15日から11月15日の治療期間で、その間50日の来院があった場合
8月15日~11月15日は 93日 通院日数は50日×2=100日
この場合93日に4,200円をかけて390,600円となります。
自賠責保険からの怪我の慰謝料は、通院期間に1日に対して4,200円の定額と決まっています。
ただし自賠責からの怪我に対する支払いは上限が120万までと決められていますので、治療費や休業損害など、 慰謝料以外の支払いを合算して120万を超えると、120万を超える部分については自賠責からは支払われません。
この場合は保険会社は自賠責の基準での慰謝料計算を行いません。
1日4,200円の支給の根拠となる「通院期間」の認定についてはルールが定められており、 事故から治療終了までのいわゆる「総通院期間」と、 実際に通院した日数である「実通院期間」の2倍の日数のどちらか少ない日数を 「通院期間」として認定することとされています。
例えば総通院期間が180日、実通院期間が60日である場合は、180日>60日×2(120日)ですので、 少ないほうの120日が通院期間として認定され、 総通院期間が同じく180日、実通院日数が100日であれば
180日<100日×2(200日)
なので、少ないほうの180日の認定となります。
つまり、「総通院期間を限度として、実通院日数の2倍を通院期間として認定する」取扱いになります。
これは、交通事故の怪我の治療は2日に1回程度は通院して、 可能な限り早急に治癒に努めることが被害者の損害拡大防止義務により求められると考えられているためで、 2日に1回通院していない場合は実際の総通院期間からは減額されることになるのです。
逆に2日に1回以上のペースで通院しても、その分は過剰な通院とみなされ慰謝料の増額は見込めません。
後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。


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